獣医学研究科が鳥インフルエンザOIEレファレンスラボラトリーに指定される |
家畜の疾病を監視する国際機関,国際獣疫事務局(OIE)は,5月27日,パリで開いた総会で,鳥インフルエンザの「レファレンスラボラトリー」に本学大学院獣医学研究科を,その主任エキスパートとして本研究科長の喜田教授を指定しました。農林水産省が同教授の研究成果を基に推薦していたもので,いずれも日本で初めてです。
同教授は,農林水産省の家禽疾病小委員会委員長も務めており,インフルエンザ研究の第一人者です。また,世界保健機構(WHO)が英国,米国,中国(香港),日本(北海道大学大学院獣医学研究科)の5か所に指定した,動物インフルエンザセンターの責任者でもあります。
同教授は「感染症には国境がない。動物とヒトのインフルエンザの予防と制圧に向けた研究に一層努力したい」と語っています。
レファレンスラボラトリーは,鳥インフルエンザの診断基準や防疫対策の指針を提示・指導するなど,国際的に基幹となる研究機関で,これまで英国,オーストラリア,米国など海外5機関が指定されています。 |
(獣医学研究科・獣医学部) |
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