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富士電機ホールディングス(株)との包括連携協定を締結

 7月1日,本学と富士電機ホールディングス(株)は,技術(研究)交流のみならず,人材交流や人材育成をも含めた,相互の協力が可能なすべての分野において,産学の連携を通して科学技術力の向上及び人材育成に資することを目的とした「連携プログラムの実施に関する協定」を締結しました。
 包括連携は,(株)日立製作所,三菱重工業(株)に続き3例目となっております。
 本学で行われた調印式では,双方の関係者と多数の報道陣が見守る中,中村睦男総長と澤 邦彦富士電機ホールディングス(株)社長により協定書の交換が行われました。

 協定は富士電機ホールディングス(株)のみならず,富士電機グループ全体の商品開発力と大学の知的創造活動を結びつけることにより,世界に先駆けた高度な技術の開発・実用化を目指しており,当面は北海道大学が歴史的にも優れた実績を有し,国内外でトップクラスの評価を受けている水環境の分野で,双方が合意した研究テーマについて中長期的な共同研究を始めます。
 一方,人材交流では,研究者相互の技術交流,研究情報交換会等を行いさらに,社会人教育,サバティカルプログラムの可能性や富士電機グループが行うインターンシップ(実習訓練)に学生等が参加するなど,人材育成面での協力も図ります。
 この包括連携を推進するため,連携プログラムに係る代表構成員からなる「連携プログラム委員会」を置き,円滑かつ積極的な推進を図ります。また,技術(研究)交流等の各プログラムの実行や窓口業務を行う「連携事務局」を双方に置き,組織的な連携を進めて行きます。
 このたびの包括連携により,新しい産学連携の先駆的な役割を果たすと同時に,社会貢献の一つとして,その成果が大いに期待されます。

調印式(左:中村総長,右:澤富士電機ホールディングス(株)社長) 記者発表(右から古庄富士電機アドバンストテクノロジー(株)取締役,木田富士電機システムズ(株)取締役,原嶋富士電機ホールディングス(株)取締役,澤富士電機ホールディングス(株)社長,中村総長,長田副学長,渡辺工学研究科教授)
調印式(左:中村総長,右:澤富士電機ホールディングス(株)社長) 記者発表(右から古庄富士電機アドバンストテクノロジー(株)取締役,木田富士電機システムズ(株)取締役,原嶋富士電機ホールディングス(株)取締役,澤富士電機ホールディングス(株)社長,中村総長,長田副学長,渡辺工学研究科教授)
(学術国際部研究協力課)

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