低温科学研究所新堀邦夫技術専門職員が第46次南極地域観測隊員として派遣決定 |
低温科学研究所技術部技術班長 新堀邦夫技術専門職員は,第46次南極地域観測隊員(夏隊【研究観測・気水圏系】)として,平成16年11月28日から平成17年3月28日までの間,派遣されることが決定しました。
これは,平成16年6月16日に開催された南極地域観測統合推進本部(本部長:文部科学大臣)総会において正式に決定されたもので,同氏自身は第37次南極地域観測隊員(平成7年7月から平成9年3月まで)に続いて2度目の派遣となります。
具体的な業務内容は,「ドームふじ氷床深層コア掘削計画」に参加し,数十万年前から現在へと引き続く氷のサンプルを採取するものです。この試料により,本研究所における「極地氷床における物理過程や気候・環境変動史の解明」に係る研究が大いに推進されることが期待されております。
今回派遣が決定された同氏は,「教員の方々と共に技術部で長年培ってきた氷床掘削機等の技術が南極氷床掘削にも取り入れられ,研究支援の一翼を担う事が出来て良かったと思っています。前回のプロジェクトでは2500mの掘削に成功し,今回は3000mを越える掘削が目標になっています。4ヶ月程職場を離れ,技術部の仲間や研究所の皆様にはご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします。」とその意気込みを語っており,本研究所関係者一同は同氏の活躍に大いに期待しているところであります。 |
(低温科学研究所) |
|