1月28日(金)に東京の経団連会館において,「21世紀COEプログラム拠点活動報告会」を開催しました。
この「報告会」は,21世紀COEプログラムに採択された本学研究教育拠点の活動状況の報告,成果等を広く社会に発信,還元を行うとともに,本学における高度な専門家,職業人の育成並びに社会人教育の充実など戦略的に取り組んでいる現状などをアピールすることを目的とし,研究戦略室が各研究教育拠点のリーダー等の協力を得て企画・検討が行われ,東京地区を中心に,約6千の企業,大学及び本学東京同窓会会員等の方々にご案内しました。
「報告会」では,第一部で,参加者からの質疑を交えて,平成15年度に採択された6研究教育拠点の拠点リーダーによる活動報告,第二部で「知の融合と活用」と題して,パネルディスカッションを行い,教育,研究,人材の育成,さらに産学官連携などこれからの大学の在り方について,幅広く論議されました。また,併せて,平成14年度から平成16年度に採択された全12研究教育拠点の活動内容等をパネルで紹介しました。
当日は,平日の13時からの開催にもかかわらず,431名(東京同窓会員:145名,企業・一般:163名,他大学・官公庁等:41名,本学教員・研究者等:76名,報道関係者:6名)の参加者があり,文部科学省からも結城事務次官,泉審議官(高等教育局担当)が国会開催中の忙しいさなか,ご出席いただき,総長はじめ本学関係者と懇談する機会をもつことができました。
「報告会」終了後には,交流会を北海道大学東京同窓会の「エルムフォーラム」と合同で開催し,同窓生との懇親をさらに深め,盛況の上,無事に終えることができました。
本学は,今後も戦略的なプロジェクト研究,世界的レベルの拠点形成研究,地域・国際貢献に関する研究,さらに,本学の伝統と特色を活(い)かした基礎的・応用的研究等を推進するとともに,その成果等を積極的に広く社会に発信していくものであります。
プログラムの概要は次のとおりです。
○パネル展示 13:00〜19:00
「平成14・15・16年度21世紀COEプログラム」
○21世紀COEプログラム拠点活動報告会
進行:渡部研究戦略室役員補佐 13:45〜18:30
第一部
・中村睦男北海道大学総長あいさつ「北大が目指すもの」
・平成15年度採択研究教育拠点の活動報告
高島郁夫研究教育拠点リーダー
「人獣共通感染症の制圧に向けて」
小澤 徹研究教育拠点リーダー
「数学が未来を拓く」
渡辺義公研究教育拠点リーダー
「21世紀の水と廃棄物問題の解決を目指して」
田村善之研究教育拠点リーダー
「新しい知的財産法政策学の構築と国際的展開」
岡田尚武研究教育拠点リーダー
「新しい自然史科学の創成」
家田 修研究教育拠点リーダー
「社会主義研究からスラブ・ユーラシア研究へ」
第二部
・パネルディスカッション「知の融合と活用」
コーディネータ 中村 雅美
(日本経済新聞社東京本社編集局科学技術部編集委員)
パネリスト 柘植 綾夫
(内閣府総合科学技術会議議員)
パネリスト 土屋 定之
(文部科学省大臣官房総務課長)
パネリスト 毛利 衛
(日本科学未来館館長)
パネリスト 長田 義仁
(北海道大学副学長)
・松田昌士北海道大学連合同窓会会長あいさつ
(JR東日本取締役会長)
「北大のこれから」
・長田義仁北海道大学副学長あいさつ
「北大の研究戦略」 |