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教育学研究科附属乳幼児発達臨床センター講演会を開催

 去る1月29日(土)に教育学研究科附属乳幼児発達臨床センター主催の講演会が開催されました。今回は『食べもの文化』(芽ばえ社)編集長の安藤節子さんに,「子どもと食事−食のいとなみがからだをつくる心をつくる」というテーマで講演していただきました。安藤さんは,主著に『子育てと食事』があるほか,管理栄養士の視点から多数の実践書を出していらっしゃいます。また,編集長をされている雑誌『食べもの文化』は,親と保護者に向けて昭和51年に創刊されて以来,一貫して食と子育てに関する情報提供や問題提起を行ってきた人気の月刊誌です。
 今回の講演では文化的行為として食事を位置づけ,発達,社会,コミュニケーションといったもろもろの切り口から,それらと食事の関係についてお話ししていただきました。具体的で多彩なエピソードを織り交ぜたユーモアあふれるお話は,長年の実践と研究に根づいた説得力があり,食事と子育てに関して柔軟な発想を提供するものでした。講演会には,札幌近郊の就学前教育実践者を中心に30名ほどの参加があり,それぞれの立場や関心から質疑応答と意見交換がなされました。

(教育学研究科附属乳幼児発達臨床センター)

講演の様子
講演の様子

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