学務部教務課教務情報システム係主任川合誠一氏には,病気加療中のところ,平成17年2月6日午後1時46分御逝去されました。
ここに御生前の御功績を偲び,謹んで哀悼の意を表します。
同氏は,昭和25年10月3日北見市に生まれ,北海道北見柏陽高等学校を御卒業され,昭和44年4月北見工業大学会計課に採用されました。その後は,庶務課,学生課に配置換の後,昭和62年2月に北海道大学理学部臨海実験所事務掛主任に転任となりました。
以後,昭和63年4月教育学部教務掛,平成2年10月学生部学生課課外活動助成掛,平成5年4月地球環境科学研究科学術助成掛,平成7年4月医学部教務掛,平成11年4月歯学部総務課教務掛の主任として,厚生補導と修学指導に係わる業務に専心され,その精通した手腕を遺憾なく発揮されました。
さらに,平成14年4月から,学務部教務課教務情報システム室(現教務情報システム係)に配置換となりました。折しも同年は,教務情報システムのサブシステムである「教官による成績の直接入力システム」の導入初年でしたが,同氏は,利用者からの操作方法等に関する様々な問い合わせに対して,懇切丁寧な対応を心がけられていました。その甲斐(かい)あって,利用者の理解を徐々に得ることができ,現在では安定的な運用を実現するに至りました。
同氏は,若い頃から,スキーやテニスを愛好され,御自分が習得した技術を後輩達に懇切丁寧に指導することを御趣味とされていました。その温厚誠実,真面目で思いやりのある人柄は,多くの学生・教職員から慕われていました。
しかし,平成7年に最愛の奥様が他界されてからは,心身ともに憔悴(しょうすい)され,数年前から体調を崩されました。平成16年7月からは入院加療と相成りましたが,年末には退院され,今後は自宅療養となる旨の連絡が御自身からありましたので,安堵(あんど)していたところでしたが,様態が急変し,一人娘の智子さんの献身的な看護の甲斐もなく急逝されました。誠に惜しまれてなりません。
ここに長年にわたる御労苦と御功績を偲び,心から御冥福をお祈り申し上げます。
(学務部教務課)
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