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触媒化学研究センターが中国・華東師範大学化学系と部局間協定を締結及び北京オフィス見学会を実施

 触媒化学研究センターは3月18日に中国上海にある華東師範大学化学系(系主任 陸 嘉星教授)と研究交流に関する協定を締結しました。本センターは,これまで北京地区に海外共同利用施設として北京オフィスをはじめ,北京大学共同実験室,清華大学共同実験室,石油大学共同実験室を設置,整備してきました。
 本センターは,上海地区に大規模な海外共同利用施設の設置を計画しており,今回はその準備のため協定の締結を行いました。今回の協定調印式には,全国共同利用施設の担当者である文部科学省学術機関課の田上雄一朗係長も出席され,本センターの北京及び上海の海外共同利用施設の状況を視察しました。
 本センターでは,今回の部局間協定をさらに発展させ,上海地区に拠点を設置することで,中国国内でのより積極的な活動が実現できるものと考えております。上海地区共同実験室には,すでに日本の化学企業4社が利用を申し出てきており,本センターの海外施設の共同利用が一層進むことが期待されます。
 調印式には副校長の羅 国振教授も同席され,文部科学省田上係長のあいさつ,高橋 保触媒化学研究センター長のあいさつの後,陸化学系主任と高橋センター長が協定に署名し,正式に協定を締結しました。本センターからは,北キャンパス合同事務部 荒川靖秀事務長,長谷川和彦事務職員が同席しました。
 調印式は終始和やかな雰囲気の中行われ,今後予定している共同実験室の設置や研究者の相互交流等の実現に向けて,より具体的な計画を進めていく予定です。
 その後,視察団一行は北京に移動し,触媒化学研究センター北京オフィス及び共同実験室の見学会を実施しました。
 今回の見学会は,住友化学株式会社が本センター北京大学共同実験室において共同研究を開始することが平成17年1月20日付の日本経済新聞全国版で報道されたことを受け,文部科学省から現地視察の要望があり企画されたものです。
 見学会は3月19日北京大学において行われ,文部科学省田上係長をはじめ,在中華人民共和国大使館の神田一等書記官(科学技術担当),科学技術振興機構北京事務所の加藤主席代表及び日本学術振興会北京事務所の山口主席代表らが出席されました。
 席 振峰北京大学化学与分子工程学院長による北京大学化学学院の説明,席 嬋娟清華大学副教授による清華大学の概要説明の後,本センター北京オフィス,北京大学内に設置されている本センター共同実験室及び北京大学化学学院における研究活動の視察を行いました。
 今回の見学会には,日本での科学技術政策に携わる関係機関の方々が多数参加されるという大変貴重な機会となったと同時に,現地での視察を通して,参加者には日本の化学の研究者が抱えている問題点と,それを解決しようとしている本センターの中国における活動の重要性を認識していただけたものと考えています。

華東師範大学との調印式 北京大学見学会の様子
華東師範大学との調印式 北京大学見学会の様子
(触媒化学研究センター)

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