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平成17年度「派遣型高度人材育成協同プラン」に採択される

 本プランは,これまでの主として就業体験や職業意識の形成を目的としたインターンシップとは峻別(しゅんべつ)し,産学が人材の育成・活用に関して建設的に協力しあう体制を構築することにより,社会の抱える諸問題や産業界の取組を理解し,知的基盤社会を多様に支える高度で知的な素養のある人材を育成する,新たなコンセプトのインターンシップの開発を目的とした委託事業を今年度から新たに公募が行われたものです。全国の国公私立大学等から応募のあった55件(単独申請及び共同での申請)のうち,20件が採択されました。
 北海道大学からは,本学の情報科学研究科が中心となって室蘭工業大学,北見工業大学,筑波大学,奈良先端科学技術大学院大学,公立はこだて未来大学及び慶應義塾大学の7大学が共同で申請した「実システム開発指向高度人材育成プログラム」が採択されました。
 本プログラムは,情報家電,組込システム,オンラインシステムなどIT分野の大規模実システム開発プロジェクトを支える統括エンジニアとなりうる人材の育成を目的としています。基盤となるIT分野の高度専門技術と,開発プロジェクト全体を俯瞰(ふかん)し管理統括する方法論の二つの(双峰型)専門能力を有する高度人材育成を目指し,企業と協同して,企業の研究開発部門でのインターンシップを取り入れた新しい大学院教育カリキュラム及び学位認定を実施します。

実システム開発指向高度人材育成プログラム履修モデル
実システム開発指向高度人材育成プログラム実施体制
(学務部教務課)

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