全学ニュース

文部科学省平成17年度大学教育の国際化推進プログラムに採択


●大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)に「動物を犠牲にしない獣医臨床教育法の先進化」が採択
 このプログラムは,大学等の教職員を海外の教育研究機関等に派遣し,教育能力の向上および教育内容・方法等の改善を図る優れた取組に対して,財政支援を行うことで,高等教育改革を一層促進させることを目的としたものです。
 大学院獣医学研究科 奥村正裕助教授を取組担当者とする「動物を犠牲にしない獣医臨床教育法の先進化」は,時代の要請にこたえる社会性のある課題であり,国際標準に適合する獣医臨床教育のモデルカリキュラム・教材を開発するという国際性に富んだものである点などが高く評価され,採択されました。
 なお,全国の申請件数は101,採択件数は19でした。


●大学教育の国際化推進プログラム(戦略的国際連携支援)に「国際南極大学カリキュラムの創設」が採択
 このプログラムは海外の大学等と連携し,国際的な共同プログラムを実施するなど,総合的な国際教育活動の取組の中から,特に優れた取組に対して,財政支援を行うことで,高等教育の国際化を一層促進させることを目的とした4年間のプログラムです。
 低温科学研究所 本堂武夫教授を取組担当者とする「国際南極大学カリキュラムの創設」は,タスマニア大学,スイス連邦工科大学と連携し,雪氷圏科学を基礎とする国際共同プログラムの開発に取り組み,人材育成を意図するユニークな点,また平成20年度設立予定の世界9か国で組織される「国際南極大学」のカリキュラム準備を行うなど,大学教育の国際的通用性を高める点などが高く評価され,採択されました。
 なお,全国の申請件数は104,採択件数は15でした。

 今回採択された2つの「大学教育の国際化推進プログラム」と既に採択となっている「大学国際戦略本部強化事業」の計3つの文部科学省の国際関係事業に採択となったのは,本学を含め全国で4大学のみとなっています。
(学術国際部国際企画課)

前のページへ 目次へ 次のページへ