北大に群生していた黒百合の群生地を復元しようと,北大OB,学生が一体になったプロジェクトが動きだしました。
事業を開始したのは,北大美術部黒百合会のOB,OGを中心に活動している美術サークル「さっぽろ くろゆり会(代表幹事:田中 督さん)」と北大元気プロジェクトに採択された「黒百合群生地復元事業(代表者:情報科学研究科修士1年池尻 圭太郎さん)」のメンバーで,去る8月31日午後,「さっぽろ
くろゆり会」から作業衣に身を包んだ6名の精鋭と夏休みを返上した元気な学生7名,さらに「さっぽろ くろゆり会」と学生のパイプ役となった北大OB1名が参加し,自己紹介の後,額に汗しながら復元予定地の枯れ枝や石の除去等の整地作業に取り組みました。
復元地は,整地作業後,約一月間このままの状態にしておき,雑草の生え具合をみて,除草剤の散布等が行われ,10月上旬には黒百合の球根が植え込まれる予定です。
この北大関係者のOBと北大生が一体になって,同じ事業に汗を流すという光景は端から見ていてもほほ笑ましく,黒百合群生地の復元という環境整備事業の重要さもさることながら,先輩から後輩へ知識の伝達が今年で5年目をむかえる「北大元気プロジェクト」の中でも行われています。
黒百合群生地は,ポプラ並木の遊歩道部分北端(柵(さく)で立ち入り禁止としている箇所)から花木園へ抜ける道沿いに復元されます。
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