総合博物館では11月25日にミュージアムデッキが完成しました。
当館の南側,「エルムの森」に面して設置されたミュージアムデッキは,奥行き8m,横幅18mの木造床板で,その表面には特殊な滑り止め加工が施されています。
当館にミュージアムデッキを設置する構想は,北大創基125周年記念展示が完成した平成13年のころからありましたが,予算面など諸事情により見送られてきました。ミュージアムデッキの実現に向け,同施設をイベント会場から企画展示の場としてとらえ直し,その予算も企画展示経費の中に組み込む方針を決めたのが昨年度のことで,そこから本格的な検討作業が始まりました。
ミュージアムデッキの設置にあたり,「エコ・キャンパス」ワーキンググループおよび「歴史的建造物を適切に保存するための検討会」の方々にはミュージアムデッキと当館の景観との調和についてご検討いただき,工学研究科の小篠隆生先生には設計段階からプロとしての貴重なアドバイスをいただきました。お陰様で,完成したミュージアムデッキは,博物館にふさわしい趣あるデザインに彩られながら施設としての耐久性も兼ね備えた素晴らしい造りになっています。
ミュージアムデッキは多目的の会場施設であり,野外コンサートや演舞,式典など幅広い利用が可能となっています。将来的に,学生や市民が気軽に集い合う,北大キャンパスの新名所になることを期待しています。
なお,ミュージアムデッキの利用については当館主催のイベントを優先いたしますが,スケジュールがあいているときは当館以外の方にもご利用いただけますので,お気軽にご相談ください。
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ミュージアムデッキ |
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(総合博物館) |
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