総合博物館で21世紀COEセミナー
「それでも彼らは再生する−体を切られても再生できる生き物たち−」を開催 |
総合博物館では11月26日に21世紀COE新自然史科学創成セミナー「それでも彼らは再生する−体を切られても再生できる生き物たち−」を開催しました。講師は北大大学院理学研究科・COE学術研究員の遠藤哲也氏で,免疫学・発生学を専門に研究されています。
自然界には体の一部を失っても寸分違わず同じものを作りなおすことができる動物がいます。このことを「再生」といいます。セミナーでは,手足を切られてもきれいにそれを再生するウーパールーパー,オタマジャクシの時にだけ手足や脳を再生できるカエル,一つの断片から元と同じ体を作りなおすミミズやプラナリアなどを紹介し,それらの再生現象の特色や共通点を解明しました。さらに動物たちの強力な再生能力を人間の組織・器官の再生に応用する再生医療にも話が及び,90名の参加者は最後まで熱心に耳を傾けていました。
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再生の様子 |
セミナーの様子 |
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(総合博物館) |
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