ワイスホルン(1045m)−スキー場コースから硫黄川コースへ−
10月1日(土) 参加人数7名 天気予報から傘マークが消えないまま,秋雨の中の出発となりました。しかし登山口に着いてみると雨が上がり,たたみ二畳くらいの青空も見えています。準備している間にも,青空はあれよあれよという間に広がって日が照り始めました。野イチゴを摘んだりキノコ(クリタケなど)を採ったり,気持ち良く登り始めました。登山道は雪のないスキー場なのでどこを歩いても良いのですが,リフトの下が足に優しいようです。時々,後ろを振り返るとどっしりとした姿のニセコアンヌプリが見えて,山の中腹は黄葉で輝いています。雨上がりのため,雲が緩やかに動いて光と影を幻想的に変えていきます。そうして最後のリフトの下を登り詰めると,今回のピーク(約970m地点)に到達しました。(実はワイスホルンの本当のピークへは,まだ登山道が開かれていないのです)風もなくぽかぽかとした暖かい頂上で,栗(くり)入りぜんざいを食べながらのんびりとします。ふもとの倶知安の町並みや若草色に広がる牧場,お隣の山イワオヌプリを眺めていると,時間が経(た)つのも忘れそうです。正面に見えるはずの羊蹄山は,残念ながら雲の中でした。下山時に利用した硫黄川コースは笹を刈った登山道です。雨で濡れた笹に足をとられ,転倒者が続出しました。それでも道端のツバメオモトのサファイア色の実や,ツルリンドウの赤い実が元気づけてくれます。最後に硫黄川という小さな川を渡るのですが,普段より水量が多いようでした。でも心配は要りません。大きな石をどんと川に投げ入れ即席の橋が出来ました。靴も濡らさず渡り終え,少し進むと林道との合流地点でした。帰りに立ち寄った倶知安温泉の露天風呂では待ち望んだ羊蹄山が目の前に見え,今日の登山に御褒美がもらえたようでした。
(コースタイム)
医・保健学科発7:10−登山口発11:00−頂上着13:10−頂上発14:45−登山口着16:30−倶知安温泉発18:00−医・保健学科着20:00 |