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「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催

 高校生を対象に最先端の科学に触れてもらおうと「ひらめき☆ときめきサイエンス」が1月13日(金),北海道大学で開かれました。これは日本学術振興会が研究成果の社会還元を目的に北大と共催したものです。プログラムテーマは,「北大の宇宙科学:ビックバン・から惑星誕生まで」で,北大が進めている様々な宇宙科学研究の最先端の講演を聴いたり実験をしたりして,高校生の皆さんに一日体験してもらおうというものです。この日は,札幌市内の高校生ら約70名が参加しました。
 はじめに岡田理学研究科長と,日本学術振興会の小長井委員からあいさつがありました。オリエンテーションの後に,低温科学研究所の田中秀和助教授から「太陽系外惑星の探査:第2の地球は何処(どこ)に」と,理学研究科の藤本正行教授から「宇宙最初の星をもとめて」をテーマにそれぞれ講演がありました。講演後の質疑では,レベルの高い多くの質問が飛び出すなど活発な意見が出てきました。
 お昼は,学生食堂で教員らと楽しい昼食をとり,午後からは,7グループに分かれて実験や実習,ディベートを行いました。このうち「パルスジェットエンジンを作ろう」では,高校生9人がロケットや飛行機が飛ぶ仕組みについて説明を受けた後,空気の吸い込みと燃料,排気を繰り返すことで推力を得るジェットエンジン作りに取り組みました。また,「宇宙人はいるだろうか?」では,高校生から盛んな意見が出されました。
 クッキータイム・フリートークでは,学校がそれぞれ違いましたが,みんなうち解け合い,話が盛り上がりました。プログラムの最後に,主催者から参加者一人一人に対して「未来博士号」の修了証書が授与されました。

講演を聴く高校生 「未来博士号」の修了証書の授与
講演を聴く高校生 「未来博士号」の修了証書の授与
(学術国際部研究協力課)

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