部局ニュース

歯学部で「冒険歯科」による「Bangladesh Study Tour 2005」を実施

 12月23日(金)から1月6日(金)の約2週間,歯学部の学生サークル「冒険歯科」部員を中心とする13名の学生・大学院生及び歯学部教員が,財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)の「2005年ACCU・ユネスコ青年交流信託基金事業大学生交流プログラム」として採用された「Bangladesh Study Tour 2005」のため,バングラデシュを訪問しました。
 プログラムの目的は,日本とバングラデシュの文化・習慣・歴史の相互理解を深めるため,両国の歯科学生を対象に,大学における教育・実習内容をはじめ大学生活の紹介を含めた交流を行い,バングラデシュの歯科医療の現状を理解し,将来の展望を考えるものです。
 この活動では,現地の家庭訪問や地方での滞在を通じた「生の体験」として,ダッカ大学Ahmed教授の無償巡回診療に同行するとともに,巡回診療の補助をしつつ,バングラデシュの患者側から歯科に求められているもの及び文化・習慣からくる「口の中の問題点」を明らかにするためのアンケート調査を行いました。
 このほか,一行はUNESCO事務所,ダッカ大学歯学部,バングラデシュ医科大学歯学部,サッポロ歯科大学,BIRDEM病院を訪問し,学生間交流を行い,Comilla市近郊 Parchanga村への巡回診療にも同行して歯科の現状を実体験しました。
 また,本研究科を卒業した歯科医師が協力して設立した「サッポロ歯科大学」での訪問では,卒業生と学生,教員との文化交流や札幌の思い出話に花を咲かせ,旧交を温めました。

無償巡回診療風景 ダッカ大学歯学部病院にて
無償巡回診療風景 ダッカ大学歯学部病院にて
(歯学研究科・歯学部)
前のページへ 目次へ 次のページへ