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北海道大学・九州大学合同開催21世紀COEプログラム活動報告会
「北と南から,日本が変わる,世界が見える」

 北海道大学・九州大学は,2月3日(金)に東京の経団連会館において,2つの基幹大学の合同報告会としては初の試みである21世紀COEプログラム活動報告会「北と南から,日本が変わる,世界が見える」を合同開催しました。
 報告会午前の部において,初めに,中村睦男総長と九州大学の梶山千里総長からあいさつがあり,両大学が合同で報告会を開催するに至った経緯について説明し,それぞれの大学の紹介の後,これからの両大学の更なる交流・発展を通して,両大学総長が堅く握手を交わしました。

 続いて,文部科学省の結城章夫事務次官から「科学技術政策の動向と国立大学への期待」と題して基調講演があり,その後,21世紀COEプログラム採択拠点リーダーである山内晧平水産科学研究院教授,家田修スラブ研究センター教授,村上敬宜九州大学工学研究院教授及び高蝸チ一同学医学研究院教授から,各拠点のプログラムの取組についてそれぞれ発表がありました。
参加者で満員の会場 「科学技術政策の動向と国立大学への期待」と題して結城章夫事務次官からの基調講演
参加者で満員の会場 「科学技術政策の動向と国立大学への期待」と題して結城章夫事務次官からの基調講演
堅い握手を交わす両大学総長(左,梶山九州大学総長と中村北海道大学総長)
堅い握手を交わす両大学総長(左,梶山九州大学総長と中村北海道大学総長)
 午後の部において,まず「日本の大学はどうあるべきか?」と題して行われたパネルディスカッションでは,パネリストの有本建男内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官(元文部科学省科学技術・学術政策局長),遠山敦子新国立劇場運営財団理事長(元文部科学大臣),山野井昭雄味の素(株)顧問,吉川弘之産業技術総合研究所理事長(元東京大学総長),中村睦男総長及び梶山千里九州大学総長が,それぞれの立場から意見発表後,コーディネータの早川信夫日本放送協会解説委員の進行のもとに,これからの日本の大学のあり方について意見が交わされ両大学の得意分野を生かし,社会のニーズにこたえる学際拠点として,互いに発展させていくことを確認しました。
 次に,長田義仁副学長,村上敬宜九州大学副学長から各大学の研究戦略について紹介があり,その後,21世紀COEプログラム採択拠点である安浦寛人九州大学システム情報科学研究院教授,新海征治同学工学研究院教授,丹田聡工学研究科教授及び田中讓情報科学研究科教授から,各拠点のプログラムの取組についてそれぞれ発表がありました。
 最後に,中山悠北海道大学東京同窓会理事長と近藤秋男九州大学東京同窓会会長から,両校への期待についてのあいさつがありました。
 また,ロビーにおいて北海道大学と九州大学の21世紀COEプログラム拠点等についてのパネル展示や大学紹介のDVDを上映し,参加者は興味深そうに見入っていました。
 報告会後には,交流会を開催し,両大学及び企業等一般参加者との交流を図りました。
 なお,当日は,大学関係者や産業界,文部科学省等の官公庁から,約480名の参加者がありました。
「日本の大学はどうあるべきか?」と題して行われたパネルディスカッションの様子 「両校への期待」と題してあいさつする近藤秋男九州大学東京同窓会会長
「日本の大学はどうあるべきか?」と題して行われたパネルディスカッションの様子 「両校への期待」と題してあいさつする近藤秋男九州大学東京同窓会会長
「両校への期待」と題してあいさつする中山北海道大学東京同窓会理事長 交流会での産学官の交流
「両校への期待」と題してあいさつする中山北海道大学東京同窓会理事長 交流会での産学官の交流
(学術国際部研究協力課)

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