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スラブ研究センターがサハリン国立大学とシンポジウムを共催,学術交流協定を締結

 スラブ研究センターは,平成17年度重点配分経費「戦略的プロジェクト研究」に採択された「北海道大学とサハリン州:相互理解に資する歴史記述を求めて」(採択者:原暉之)を研究題目とする歴史学の分野で,ロシアのサハリン国立大学およびサハリン州国立文書館と国際共同研究をすすめてきました。このプロジェクト研究の最大の眼目は,本センターとサハリン国立大学の共催による国際シンポジウムの相互開催におかれており,「日本とロシアの研究者の目から見るサハリン・樺太の歴史」と題するシンポジウムを1回ずつ双方で開催しました。昨年11月1日(火)〜2日(水)にサハリン国立大学で開催された第1回目は,この分野におけるはじめての国際シンポジウムとして意義深いものでした。これをうけて,本年2月16日(木)〜17日(金)に本センターで開催された第2回目は,この分野における学問水準を相互に確認するとともに,より実質的な共同研究に展望を開くものとなりました。
 本センターは,この機会にサハリン国立大学と学術交流協定を締結することを企画し,第2回シンポジウムの閉会時に田畑センター長とE・リシツィナ副学長が協定書に調印しました。サハリン国立大学は,文・歴史・法・理・経済・教育・工の7学部からなる総合大学で,今回の協定は歴史学と地域研究分野における学術交流を目的とするものです。

開会式であいさつする長田副学長 交流協定調印を終えて
開会式であいさつする長田副学長 交流協定調印を終えて
シンポジウムの模様
シンポジウムの模様
(スラブ研究センター)
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