このたび,クラーク会館において下記のとおりオルガン演奏会を開催いたします。演奏は,フランスのディジョン大聖堂オルガニスト,モーリス・クレール氏です。
氏は1946年,フランスのリヨン生まれ。パリ・エコール・ノルマル音楽院およびパリ国立高等音楽院を卒業されています。これまでスザンヌ・シェーズマルタン,ローランド・ファルシネリ,ガストン・リテーズ,ピエール・コシュローの各氏に師事,1977年にはリヨン国際コンクールの即興部門にて入賞されています。
これまで20カ国以上,計900回を超えるリサイタルを行い,10枚のCDをリリースされています。J. S. バッハなどドイツ・バロックのほか,フランク,デュプレ,コシュローなど,近現代のフランス音楽の演奏でも高く評価されています。
即興を得意とされるクレール氏ですが,「乾いた美しい音色」(哲学者・森有正氏の評)を有するクラーク会館のオルガンでは,どのような妙技を披露して下さるのでしょうか?
今年還暦を迎えられる氏の演奏に御期待下さい。 |