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「みどりの日」植物園無料開放

 4月29日(土)に北方生物圏フィールド科学センター植物園が開園しました。この日は,「みどりの日」の趣旨に沿って,自然に親しむとともに自然を大切にする心をはぐくむ行事の一環として,毎年無料開放を行っています。
 開園直前は天候不順が続き,準備がはかどらなかったこともあり,職員は気をもむ毎日でしたが,当日は好天に恵まれ,前年より900人も多い,2,800人の市民の皆さんを迎えることができました。ここ数年は雪どけが遅く,開園日にはミズバショウが満開となっていたため,湿生園の木道付近はカメラを構える人々,写生を行う人々で混雑するほどでした。また,穏やかな春の日差しを浴びつつ,ローンの上で昼食を取る家族連れも多くいらっしゃいました。
 5月30日(火)から6月18日(日)まで開催することになっている「絶滅危惧(きぐ)植物展」の予告ポスターの前に置かれたチラシを持ち帰る方も多く,期間中にもお越しいただけるのではないかと期待しています。
 これから,春植物が満開になります。開園日にはほとんど観察することができなかったエンレイソウやシラネアオイも数多く現れてきます。5月10日(水)からは高山植物を展示しているロックガーデンが公開され,普段身近で見ることができない植物を間近で観察することができます。「絶滅危惧植物展」の期間中には,普段展示することのない,絶滅危惧植物も展示する予定になっていますので,期待していただきたいと思います。なお,詳細は植物園のホームページ(http://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/)から,確認していただけます。

南ローンでくつろぐ入園者 満開のミズバショウの前で足を止める入園者
南ローンでくつろぐ入園者 満開のミズバショウの前で足を止める入園者
春植物を観察
春植物を観察
(北方生物圏フィールド科学センター)

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