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一般市民を対象とした「薬用植物園の見学会」を開催 −薬学部附属薬用植物園−

 薬学部附属薬用植物園(園長 小林淳一教授)では,7月1日(土)に一般市民の方を対象とした「薬用植物園の見学会」を開催しました。
 当薬用植物園は,昭和31年に大学の研究・教育用の施設として設置されたもので,北海道固有の薬用植物(ホッカイダイオウ,ゲンチアナ,ホッカイトウキなど)を含む1,200種余りの植物を保有しています。本来,薬用植物園では薬用植物の収集,試作及び主要薬用植物の育種栽培試験を主な業務としていますが,一般市民の方々にも薬用植物に親しんで頂くために,昨年一般公開を企画したところ非常に好評だったため,昨年に引き続き本年も薬用植物園見学会を開催しました。
 見学会当日は天候にも恵まれ,約40名の一般市民の方々が参加しました。見学会は,午前10時から約2時間行われ,薬学研究院久保田講師が各薬用植物について,植物にまつわるエピソードや薬効について説明しました。参加者は,説明に耳を傾けて熱心にメモをとり,薬用植物を実際に手に取って観察したり,においをかいだりして体感されていました。多くの参加者の方々から,「今回の見学会に参加して良い勉強になったし,今後も是非このような機会を増やして欲しい」というご意見を頂きました。
 薬学部附属薬用植物園では,今後も一般市民の方々に園内を随時公開することにより,薬用植物や生薬標本に触れて頂くことの出来る機会を提供して行きたいと考えています。最後に,今回の「薬用植物園の見学会」の開催に当たり,多大なご協力を頂きました,北海道大学総合博物館の関係者の方々に深謝致します。

シャクヤクの説明を受ける参加者 トリカブトの説明を受ける参加者
シャクヤクの説明を受ける参加者 トリカブトの説明を受ける参加者
(薬学部附属薬用植物園)

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