平成18年度北海道大学公開講座「くらしを守る−安全と安心の科学−」が開催 |
平成18年度北海道大学公開講座は「くらしを守る−安全と安心の科学−」をテーマとして7月3日(月)獣医学研究科 喜田宏教授「人獣共通感染症の克服戦略−インフルエンザを例に−」の講義を皮切りに,7月31日(月),高等教育機能開発総合センター 川初清典教授の講義「積雪寒冷期に有効な健康ウォーキング」をしめくくりにして8回にわたり開催されました。昨年の公開講座は「くらしが危ない−安全と安心の科学−」をテーマとして開催されましたが,今年度は昨年度のテーマをさらに発展させ,環境の汚染や自然環境の変化,グローバリゼーションの深化などにともなって,わたしたちのくらしの安全を脅かす新たな問題がどのように生じているか,それらを解決して安全な生活を守るにはどうしたらよいかを,本学における最先端の研究成果を踏まえて,講義を行いました。
また,講義では毎回講師と受講者との間に熱心な質疑応答が行われました。
受講者は,全回とおしての申し込みが募集定員100名に対し95名,1回のみの受講者は延べ11名でした。今年度も札幌旭丘高校との高大連携の一環として,旭丘高校生が聴講しました。
7月20日(木)には,受講者及び生涯学習学友会会員を対象に総合博物館の協力のもとにミニキャンパスツアーを行いました。受講者のうち参加者は40名でしたが,藤田正一館長が講義と案内を引き受けて下さり,本学の歴史をクラーク博士や新渡戸稲造博士にふれお話しくださり,およそ2時間にわたって博物館の案内と説明をしていただき,参加者は本学にこのような施設があり,公開されていることを,初めて知り,今度はご家族と一緒に来ようとおっしゃる方もおられました。
今年度は,生涯学習計画研究委員会での協議を踏まえて,全学で実施されている公開講座の受講者のプロフィールとニーズを明らかにすることを目的にする全学公開講座をはじめ各研究科主催の公開講座についても共通のアンケート調査を実施し,受講者の方に回答していただいています。現在までにスラブ研究センター,国際広報メディア研究科,文学研究科,水産科学研究院の公開講座で実施を終えました。生涯学習計画研究部の責任で集計・分析を行って,その成果を実施部局にお返しするとともに,回答していただいた方々にも『エルムの杜学習通信(公開講座ニュース)』を通じてお知らせする予定です。 |
 |
講義の様子 |
|
(学務部教務課) |
|