総合博物館土曜市民セミナー「海の生物にくすりを求めて」 |
総合博物館では7月8日(土)土曜市民セミナー「海の生物にくすりを求めて」を開催しました。講師は本学薬学研究院の小林淳一教授です。
古来より人類は,魚や海藻などの魚介類を食料として利用してきましたが,それ以外の海の生物についてはほとんど知られることもありませんでした。しかし,この20〜30年来のスキューバーダイビングの普及により,今まで知られることもなかった海の生物から新しい薬を探す研究が世界中で活発に行われるようになってきたことや,既に海の生物から得られた化合物が癌,心血管系の病気や脳機能の改善のために医薬品やサプリメントとして利用されていること,更には,海綿やホヤなどから発見された新しい抗癌剤について臨床試験が行われていること等について,写真とともに紹介されました。
セミナーには約100名の市民らが集まり,小林教授から海の生物が薬になるまでの説明を熱心に聞いていました。 |
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講演する小林教授 |
セミナーの様子 |
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(総合博物館) |
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