レクリエーション

平成18年度北大山岳会春季事業登山

島松山(506m)・北広山(492m)ハイキング−仁井別川コース−
5月20日(土)参加人数8名

 今回は登山道が近年紹介された島松山に初挑戦です。国道36号線より仁別方向へ右折し少し走ると,車窓から見える里山の風景が目にやさしい。この季節の山の樹木は春紅葉といわれる若葉の淡い朱色や,新芽の緑白色,桜のピンクなど多彩です。登山道は小川のような仁別川のせせらぎと新緑の風で爽快(そうかい)。「白樺平」と表示のあるところで小休止をし,登り始めるとあっという間に山頂でした。参加者からは物足りないという声も出るほど。その稜線(りょうせん)上には防衛庁の柵(さく)が設けてあり,一般者は立ち入り禁止となっています。すぐそばにりっぱな建物(レーダードーム付き)が見えていました。島松山の本当の頂上は自衛隊の敷地内に有るため行けませんでしたが,地元の山岳会のおかげで,北広山という標識が建てられていて山頂気分を味わうことができます。眼下には,雄大に広がる勇払原野。支笏湖の山,紋別岳や樽前山も見え視界は良好でした。登りはゆっくり登っても約1時間。皆でカレーうどんを食べてもまだたっぷり時間があるので,草のにおいと心地よい暖かさの中,至福のお昼寝タイムとなりました。山麓(さんろく)は山菜採りの人々のにぎわいがあり,頂上には単純に山が好きな者だけの静かな空間がありました。下山後は,まだお日様が高いうちから北広島の竹山温泉に入り,最後までのんびりムードの登山となりました。
(コースタイム)
医・保健学科発8:30−登山口発9:40−北広山頂上着10:45−頂上発12:30−登山口着13:10−竹山温泉発15:00−医・保健学科着16:00

北広山山頂
北広山山頂

両古美山(806m)ハイキング−トーマル峠コース−
6月17日(土)参加人数20名

 山の名前は,町村境界が接する宇郡,平町,国町の頭文字に由来します。道道998号線を神恵内村に向かうと,当丸峠のシェルター途中に駐車場への出入口があります。今年は雪解けが遅く閉鎖されていたため,その先の除雪車両旋回場に駐車しました。準備体操の後,シェルター左側に沿って登山開始です。ゆるやかな山小道を辿(たど)ると,イチゲ,スミレ,ハクサンチドリ,シラネアオイ,ツツジ等が咲き迎えてくれます。札幌は暗雲が漂っていたのに,積丹半島は無風快晴で気温も20度を超えています。中国からの留学生も5人参加し,日本語,中国語,英語が飛び交います。歓声も揚がり,ウグイスも押され気味でした。ダケカンバが芽吹き始めた残雪原を過ぎ尾根道を登り切ると,ハイマツに覆われた山頂です。昼食が出来るまで,展望台へ散策に出かけました。戻ってみるとお汁粉です。お汁粉は初体験と言う留学生からも,お代わりがありました。「今日も美味(おい)しい」,大満足でした。下山では,タケノコや蕗(ふき)の収穫にザックが重くなりました。炒(いた)め物や煮付けなどレシピを披露すると,留学生も大喜び。残雪原でひと涼みするとすぐ登山口です。もう一つの楽しみは温泉です。はまなす温泉からは砂浜が望まれ,名画にも劣らぬ遠望でした。帰路,車内の会話が続くなか,春の事業登山を無事終えることができました。
(コースタイム)
医・保健学科発7:00−登山口発10:20−山頂着11:40−山頂発13:00−登山口着14:00−はまなす温泉着15:00−医・保健学科着18:00

両古美山山頂
両古美山山頂
(北大山岳会)

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