両古美山(806m)ハイキング−トーマル峠コース−
6月17日(土)参加人数20名 山の名前は,町村境界が接する古宇郡,古平町,美国町の頭文字に由来します。道道998号線を神恵内村に向かうと,当丸峠のシェルター途中に駐車場への出入口があります。今年は雪解けが遅く閉鎖されていたため,その先の除雪車両旋回場に駐車しました。準備体操の後,シェルター左側に沿って登山開始です。ゆるやかな山小道を辿(たど)ると,イチゲ,スミレ,ハクサンチドリ,シラネアオイ,ツツジ等が咲き迎えてくれます。札幌は暗雲が漂っていたのに,積丹半島は無風快晴で気温も20度を超えています。中国からの留学生も5人参加し,日本語,中国語,英語が飛び交います。歓声も揚がり,ウグイスも押され気味でした。ダケカンバが芽吹き始めた残雪原を過ぎ尾根道を登り切ると,ハイマツに覆われた山頂です。昼食が出来るまで,展望台へ散策に出かけました。戻ってみるとお汁粉です。お汁粉は初体験と言う留学生からも,お代わりがありました。「今日も美味(おい)しい」,大満足でした。下山では,タケノコや蕗(ふき)の収穫にザックが重くなりました。炒(いた)め物や煮付けなどレシピを披露すると,留学生も大喜び。残雪原でひと涼みするとすぐ登山口です。もう一つの楽しみは温泉です。はまなす温泉からは砂浜が望まれ,名画にも劣らぬ遠望でした。帰路,車内の会話が続くなか,春の事業登山を無事終えることができました。
(コースタイム)
医・保健学科発7:00−登山口発10:20−山頂着11:40−山頂発13:00−登山口着14:00−はまなす温泉着15:00−医・保健学科着18:00 |