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経済学部でディベート大会を開催

 去る8月11日(金),経済学部主催の「第2回ディベート大会」が開催されました。昨年の「第1回ディベート大会」と同様,本大会では他学部生や大学院生を含む6チームの参加を得て,厳しい暑さのなか白熱した討議となりました。
 場所はW406とW407の2つの教室を用いて,午後1時半から始めて約3時間にわたる論戦を展開しました。まず,3チームごとのリーグを作り,リーグごとにそれぞれ優勝チームを決め,最後にリーグ優勝チーム同士の戦いによって,大会全体の「優勝」チームと「準優勝」チームを決定しました。
 当日は,判定係をボランティアの教員や学生によって務めてもらい,また司会をディベート参加者たちに交互にお願いしました。さらに大会では,キャリアセンターの方々や教員・学生などの,さまざまなオーディエンスに恵まれて,討議も評価も,緊張感のある熱気に包まれました。
 本大会は,経済学部の主催ですが,ディベートのテーマは「教育改革」であり,現代日本における教育改革をめぐって,「スパルタ教育推進派」「エリート教育推進派」「北欧型教育推進派」「ゆとり教育推進派」の4つの立場の中から,好きな立場をそれぞれのチームに選んでもらい,討議を行いました。教育の問題は,社会における人的資本形成の問題と密接に関係するとはいえ,経済と教育の関係を論じることが主旨なのではなく,むしろ本大会では,教育の論議を通じて,大学生たちが自身の学習意識を高め合うことを目的としています。実際,教育をめぐるディベートは,「もっといろいろな人たちと議論をしたい」という知的動機づけを与えるための格好の実践の場です。
 本ディベート大会は,好評を得て,今年度中に「第3回」大会を開催する予定です。次回もまた,学部を問わずたくさんの学生が参加してくれることを期待しています。

論戦を繰り広げる学生たち 総評を聞く参加者の皆さん
論戦を繰り広げる学生たち 総評を聞く参加者の皆さん
(経済学研究科・経済学部)

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