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会計専門職大学院で公認会計士業界説明会を開催

 経済学研究科会計情報専攻(会計専門職大学院)では,日本公認会計士協会北海道会の協力を得て,8月28日(月),文系共同講義棟2番教室および人文・社会科学総合研究棟W102室において,公認会計士業界説明会を開催しました。
 会計専門職大学院は,開設2年目を迎えましたが,北大会計専門職大学院はわが国で最初に開設された会計専門職大学院の1つでもあり,会計業界にとってはそこで学ぶ学生の具体像が描きにくい状況にあります。また学生にとっても,将来の職場となるであろう監査法人ごとの特徴などはわかりにくいのが現状です。このため,両者を引き合わせ,質問や意見交換を行える機会を設けることにしました。
 日本公認会計士協会北海道会を通じて監査法人に呼びかけを行った結果,当日はわが国の主要4監査法人の札幌事務所の参加を得ました。説明会では,まず蟹江章会計専門職大学院長,山谷隆史日本公認会計士協会北海道会会長のあいさつの後,公認会計士の実務について上原正道公認会計士の講演がありました。その後,学生参加者はそれぞれの希望ごとに,監査法人側の参加者と質疑を行いました。
 会計専門職大学院を中心に約20名の学生参加者からは,主要4監査法人の話を一度に聞くことができ,その業務の特徴などを比較しながら理解できたこと,特に本学卒業生の公認会計士の方の参加も多かったことから,話もしやすくわかりやすかった等の感想が寄せられました。熱心な質疑・討論の結果,当初の2時間の予定を大幅に超過し,約5時間半にわたっての開催となりました。


公認会計士上原正道氏による講演 監査法人ごとに話を聞く学生たち
公認会計士上原正道氏による講演 監査法人ごとに話を聞く学生たち
(経済学研究科・経済学部)

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