8月24日(木)と25日(金),ないえ温泉ホテルにて,歯学研究科第7回FDワークショップが開催されました。今回のテーマは「こんな閉塞感の中だからこそ,教員のモチベーションをあげる方略を練ろう!」で,ディレクター,タスクフォースを含め総計28名が参加しました。
本研究科の教員は学部学生,大学院生に対する教育のほか,専門医養成のために臨床的な教育にも多くの時間を割いております。このような環境で教育・研究・診療の大きな3本柱を互いに高めながら充実させるためには,時間が圧倒的に足りないという問題もあり,時として教員のモチベーションが低下しているのではないかと思われる事例に遭遇します。また,本研究科教員の多くは教育学そのものを履修する機会はなく,教育のスキル等について不案内な部分のあることも否めません。そこで,今回のFDでは,我々の職務のうち特に教育に特化し,どのような方略を立てれば教員の教育に対するモチベーションがより高まり,現状の問題が改善されるのかを検討することにしました。
当日は4班のグループに分かれて,Ice breakingを行い,ミニレクチャーの後,教育に関する現状把握と問題点の掘り下げを行いました。抽出された問題点の中から各班で1つのテーマを選び,さらにその問題点を明確にして1日目を終了しました。2日目にはこのテーマにそって方略を立てて具体案の作成へと至りました。本年は特に若手の教員や初めての参加者が多く最初はとまどい気味でしたが,ワークショップ終了時点には各自がモチベーションを十分に高めて,プログラムを終了することができました。
本研究科では,毎年このようなワークショップを企画して,教員の資質向上にむけ努力をしておりますが,教育に関することは各研究科・学部において共通の課題を有すると考えられます。ご助言をいただけましたら幸いです。
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ミニレクチャーの様子 |
グループ作業の様子 |
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(歯学研究科・歯学部) |
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