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総合博物館土曜市民セミナー
「札幌農学校に始まる道産米ものがたり」

 総合博物館では8月12日(土)土曜市民セミナー「札幌農学校に始まる道産米ものがたり」を開催しました。講師は北海学園大学教授・本学名誉教授の太田原昭氏です。
 開拓の始め,北海道では米が採れなかっただけでなく,「稲作禁止令」さえありました。それが今では量質共にわが国最大の米産地に成長しています。このことは世界に誇る北海道の農業技術の勝利であるだけでなく,学術研究と産業実践との関係についても大きな教訓を含んでいます。
 セミナーでは,札幌農学校以来,北大の農学者たちが北方稲作にどのように立ち向かい,そこにどのようなドラマがあったのか,道産米の歴史を舞台に,北海道における産学連携の原点が明らかにされ,集まった約60名の市民は熱心に受講していました。

講演する太田原名誉教授 セミナーの様子
講演する太田原名誉教授 セミナーの様子
(総合博物館)

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