部局ニュース

医学部保健学科市民公開講座
「老化を学んで健やかに」を開催

 医学部保健学科では,9月9日(土)午後1時から,医学部臨床大講堂において,市民公開講座を開催しました。この公開講座は,市民の方々に本学科での教育・研究内容をご理解いただくと共に,健康の保持・増進に役立つ最新の研究成果を公開していくことを目的として企画されたものです。本学科としては2回目にあたる今年は,昨年度に実施した,取りあげてほしい講演内容のアンケート結果をもとに,「老化を学んで健やかに」というテーマを設定し,実施いたしました。
 講演は本学科教員4名が担当し,はじめの加藤千恵次助教授による「目で見る老化−老化を画像で見る」においては,老化の様相を実際に目で見ていただくと共に,老化に伴う機能や代謝異常を早期に見いだせる画像診断法を紹介し,次いで渡辺明日香助手による「リラックス・ムーブメント−からだと心の老化予防−」においては,心身の老化予防のための運動を紹介し,実際に体験していただきました。次いで高波澄子教授による「社会と共に豊かに生きる」においては,高齢者の生きがいづくりや生活・安全を守る制度を紹介し,最後に浅賀忠義助教授による「姿勢と転倒防止」においては,寝たきりを招くおそれのある転倒を防ぐための姿勢について,専門の立場から話題提供をいたしました。
 各講演の終了後には,質疑応答の時間を設けましたが,いずれの講演にも熱心な質問が寄せられ,参加された方々と共に人生を健やかに生きる方法を考えるよい機会となりました。
 本学科として2回目となる市民公開講座には,85名の参加者がありました。講演終了後に記入いただいたアンケートや要望を参考に,今後も多くの市民の方々に参加いただける公開講座を継続して開催する予定です。
「リラックス・ムーブメント」を実際に体験している様子
「リラックス・ムーブメント」を実際に体験している様子
(医学部保健学科)

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