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医学部保健学科「第2回FDワークショップ」を開催

 医学部保健学科では,9月15日(金),北海道自治労会館を会場に第2回保健学科FDワークショップを開催しました。本学科は,平成20年度からの大学院設置をめざして準備を進めているところで,ワークショップのテーマを「大学院保健学研究科の特徴となるべき共通科目とは」として企画しました。
 プログラムの前半は2つの基調講演及びミニレクチャーが行われました。はじめに基調講演1として,文学研究科人間システム科学専攻仲眞紀子教授により,魅力ある大学院教育イニシアティブで採択された「人間の統合的理解のための教育的拠点」の取り組みについてご講演頂きました。次いで,本学科境信哉助教授ならびに石津明洋助教授により,「平成17年度北海道大学教育ワークショップ(全学FD)参加報告」のミニレクチャーがあり,続いて保健学科大学院設置WG委員長小林清一教授による,基調講演2「大学院保健学研究科設置構想について」が行われました。
 後半は参加者が6グループに分かれて,「大学院保健学研究科の特徴となるべき『専攻共通科目』について,授業科目を設計する」を課題として,共通科目のシラバスあるいは実習プログラム作成作業に取り組み,FD実行委員はタスクフォースに当たりました。活発なグループ討論終了後は,グループの代表者が,それぞれのプロダクトに関するプレゼンテーションと意見交換を行い,松野一彦学科長より講評がありました。
 今回のFDワークショップは,大学院設置をめざす本学科教員にとって関心の高いテーマとなり,教員の70%を越える51名の参加者があり,グループ討議も非常に活発でスムーズに進められました。今後も,本学科特有の問題などを取り上げ,教員の教育力と意識の向上を図るようなワークショップを企画したいと考えています。
仲真紀子教授による基調講演 グループ討論による作業風景
仲真紀子教授による基調講演 グループ討論による作業風景
(医学部保健学科)

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