総合博物館第16回公開シンポジウム「北太平洋域のコンブ研究〜宮部金吾より連綿と続く実学の精神〜」を開催 |
9月22日(金),総合博物館で第16回公開シンポジウム「北太平洋域のコンブ研究〜宮部金吾より連綿と続く実学の精神〜」が開催されました。
日本のコンブ類の学術的な研究は,札幌農学校2期生であった宮部金吾によって本格的に開始されました。このため本学は,我が国における海藻研究の中心として,長い伝統を誇ります。
今回のシンポジウムは,カナダの高名な海藻学者 Druehl Louis Dix 博士を特任教授として招へいしたのを機に,テーマを「日本からカナダにかけての北太平洋域のコンブ研究」とし,当館の高橋英樹研究部長のあいさつ,阿部剛史助手の趣旨説明から始まり,Druehl博士ほか,日本の第一線で活躍する5人の研究者の研究成果報告が行われました。臨海実験所や水産試験場といった“現場”の研究者等による研究報告であることが示すとおり,コンブ研究の分野には,宮部以来の『実学の精神』が生き続けています。会場に集まった参加者は,健康食品としても見直されているコンブにかかわる様々な研究報告に熱心に耳を傾けていました。 |
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講演するDruehl Louis Dix 博士 |
高橋研究部長のあいさつ |
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(総合博物館) |
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