人獣共通感染症リサーチセンターでJICA地域別研修「鳥インフルエンザ防除対策ワークショップ」を開催 |
人獣共通感染症リサーチセンターと獣医学研究科は,JICAからの委託を受け,9月7日(木)から15日(金)の9日間,アジアを中心とした発展途上の12カ国から来日する研修生を対象に「鳥インフルエンザ防除対策ワークショップ」を開催しました。
本ワークショップでは,鳥インフルエンザにかかわる正しい知識の理解と各国の最新状況を知り,日本の国や都道府県での診断の実態を学ぶとともに診断レベルの技術向上を目的としたもので,今回受講した研修生はインドネシア,マレーシア,フィリピン,タイ,カンボジア,ラオス,ミャンマー,ベトナム,中国,モンゴル,トルコ,アゼルバイジャンからの計12カ国20名で,それぞれの国の政策決定にかかわる行政職員や中央研究所等のウイルス担当実務責任者ら,自国のインフルエンザ防除対策の責任を担い進めてゆく獣医師です。
9月7日(木)からつくば市や茨城家畜保健衛生所で施設見学や講義等を受講後,9月11日(月)からの2日間北海道大学百年記念会館において21世紀COEプログラムとの共催で本センター教員のほか,他大学や他機関のウイルス学の専門家を招いた講演会を行い,その後,獣医学研究科でウイルスを用いた本格的な実習を行いました。
アジアで発生した鳥インフルエンザによる被害の防止対策のために本学はこれまでも途上国に対する協力を行っており,今回のワークショップはその一環です。
参加した研修生は帰国後この研修成果を積極的に自国の行政や医療に反映させ,生かすことが大いに期待されているところです。
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センター長の開会の辞 |
講演風景 |
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各国からの研修生と教員 |
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(人獣共通感染症リサーチセンター) |
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