11月22日(水)に,情報教育館・スタジオ型多目的中講義室において,「冬山登山講習会」を開催しました。当日は,本学の学生・職員,そして一般市民106名が参加しました。
本講習会は,過去に山岳関係のサークル団体による冬山遭難が相次いだことから,冬山の危険と事故等発生の際の対応などを啓発するため,平成11年度から毎年この時期に開催しているものです。
今回は,北海道総務部危機対策局防災消防課防災航空室・防災航空隊長の池田 隆司氏,北海道警察本部地域部航空隊・航空第二統括官の高畑 英樹氏,北海道警察本部地域部航空隊・特務第一係長の池田 恵司氏の3名を講師に招き,「ヘリコプターによるエアレスキュー」と題して講演を行いました。
最初に,世話人である獣医学研究科 片倉 賢教授(山スキー部顧問)から講師の紹介があり,続いて3名の講師より,実際に救助活動に携わっている立場から,ビデオ上映を交えて過去に救助活動を行った際の状況説明,通報からヘリコプター出動までの流れ,ヘリコプターの操縦特性,ヘリコプターから発見しやすい服装や場所,救助が到着するまでの適切な行動など,実践的な内容をわかりやすく講演していただきました。また,参加者から活発な質問が寄せられ,盛況のうちに終了しました。
参加者は,本講習会を通じて,冬山登山の安全に関する知識と理解を深めてくれたものと期待しています。 |
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講師紹介の風景 右は世話人の片倉教授,左は3名の講師 |
救助用具の説明風景 |
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(学務部学生支援課) |
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