大学文書館では北海道大学に関する
文書・資料を集めています |
大学文書館では,北海道大学に関する歴史的な文書・資料が散逸することがないように,本学にかかわる文書・資料を集め,整理・保存・研究調査を行っています。
このたび,リーフレットを発行し,大学文書館のホームページ上に「受贈資料のページ」を新設して,本学にかかわる文書・資料の収集・保存へのご協力をみなさまに呼びかけています。
現在,学内の教育研究組織等のご協力のもと,移管をうけて集められた文書(保存期間を満了した文書)については,順次,粉じんやさびたクリップ等の金属片を除去するなど簡易修復を行い,仮資料番号を付した付せんを挟み込み,仮資料目録に登録して整理を進め,歴史的資料としての評価選別を行っています。
11月27日(月)には,歯学部において,今年度廃棄予定の法人文書を調査し,44点の文書を大学文書館に移管していただきました。大学文書館では,文書を作成した教育研究組織等より保存と指定を受けた文書と,大学文書館が沿革資料として評価選別した文書を歴史的な文書として大切に保存します。現在,移管をうけて整理中の文書については,文書を作成した教育研究組織において閲覧・利用のご希望がある場合,ご連絡をいただき次第,文書をご提供しています。
また,文書以外の資料については,個人資料をご寄贈いただくとともに,農業経済学科や附属図書館北方資料室など,学内の学科・部署からも沿革資料の収集にご協力いただいています。
12月5日(火)には,農業経済学科図書室より,中島九郎名誉教授のご遺族がかつて同学科に寄贈された旧蔵資料をお引き取りしました。これらの資料には,卒業論文「日米米価論」(原稿)や講義原稿のほか,佐藤昌介直筆原稿「ウイリアム エス クラーク先生を語る」があります。佐藤の原稿は,佐藤や宮部金吾をはじめとした札幌農学校卒業生など44名が島松村に赴き,記念木標(佐藤墨筆)を建てた日(1934年6月15日),佐藤がW.S.クラークを回想して記した大変貴重な資料です。
大学文書館のリーフレットは,大学文書館,附属図書館,交流プラザ「エルムの森」,総合博物館「出田新氏宛て郵便資料展」コーナーにて配布しています。大学文書館ホームページ上の「受贈資料のページ」のアドレスは下記のとおりです。
http://www.hokudai.ac.jp/bunsyo/donation.html
このページでは,上記のリーフレット,展示のご案内(いずれもPDF様式)や,これまで受贈した資料のいくつかを画像とともにご紹介しています。是非,ご覧ください。
大学文書館(住所:〒060-0808 札幌市北区北8条西5丁目北海道大学附属図書館4階,電話・ファックス:011-706-2395)では,みなさまからの資料に関する情報や,移管・寄贈などに関するご一報をお待ちしております。
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大学文書館リーフレット |
佐藤昌介直筆原稿「ウイリアム エス クラーク先生を語る」(1934年6月15日) |
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(大学文書館) |
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