編集メモ

▼東京にお住まいの90歳になる本学のOBの方から時々,広報課にお手紙をいただきます。昨年の10月にいただいたお手紙には,久しぶりに北海道大学を訪れて再生されたサクシュコトニ川を見たこと,「エルムの森」での買物,総合博物館を見学したことなどと共に,予科生徒の時代にエルムの若木を勤労奉仕で植えたことを懐かしく書いていただきました。その手紙に「金属性の枠状のもの」(写真)が同封されていました。色は全体に濃紺で上下に銀色のラインが入っていて前面スペースの左上に「學」の文字をデザインしたマーク,右下に「HOKKAIDO UNIVERSITY」とあります。大きさは縦7cm,横4.5cm,奥行き1.5cmほどです。お手紙では,「私の書斎の机の抽斗(ひきだし)の奥から出てきたもので…。広報課の中で何人の方がおわかりでしょうか」と書かれていました。課内でしばらく考えましたがだれ一人,わかる者はいませんでした。使い方の想像すらつかず1ヶ月くらい過ぎてしまいました。そろそろ返信しなくてはと思い,お礼かたがた何であるかお尋ねをしようと考えておりましたが,先月号の編集メモに書きました「予科記念碑」の芝生をボランティアで手入れにいらっしゃるOBの方に見ていただきましたところ,すぐに教えてくれました。

▼交流プラザ「エルムの森」の案内板が新設されました。聖蹟(せいせき)碑の隣に立てていた木製の小さな看板を撤去し,フォレストグリーンの新たな案内板を設置しました。交流プラザはメインの通りから少し奥まったところにあるため,初めて来る方にはなかなか分かりにくいようです。広報課でも「エルムの森」と印刷された旗を何本も立てるなど色々工夫していますが,案内板を新設したことによってより分かりやすくなったと思います。

▼最初の話の続きです。芝生のボランティアのOBの方がおっしゃるには,「これはタバコのケースですよ。私も昔,タバコを吸っていたときに使いました。そのころ,タバコは両切りで箱はこのくらいの大きさで,ズボンのポケットにそのまま入れておくとクシャクシャになってしまうので,こんなケースにいれたのですよ」とのことでした。



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