平成18年度学士学位記授与式 平成18年度学士学位記授与式が3月23日(金)に,本学第一体育館において行われました。 学位記授与式は,来賓,役員,学部長等の列席の下,北大交響楽団による「エルムの鐘」の演奏により開始され,水産学部を除く11学部の卒業生2,121名に対し学士学位記が,各学部長から授与されました。 また,翌日の3月24日(土)に,水産学部講堂において水産学部卒業生201名に学士学位記が水産学部長から授与されました。 中村総長は告辞の中で,「フロンティア精神」,「国際性の涵養」,「実学の重視」及び「全人教育」という本学の教育研究に関する四つの基本理念を取上げ,「フロンティア精神」から「新しい課題に正面から取り組み,道を切り拓いていく精神を持つこと」,また「国際性の涵養」に努めた札幌農学校二期生の新渡戸稲造博士が「日本の文化を外国に伝えることもできる双方通行の」「太平洋の架け橋」を実行したように,「「東西の差というのは,決して根本的なものではない」という信念を持つこと」が大事であると述べました。 そして,「実学の重視」においては,低温科学研究所の創設者である中谷宇吉郎博士の『最初の原理の発見には,もちろん優れた頭脳による精神労働力を必要とする。しかしそれを実用化するには,少なくとも量的には,それの数十倍,或いは数百倍の精神労働力が必要である』という言葉を紹介され,実用化を目指す科学研究の重要性とその難しさを説きました。さらに「高い技術者倫理をもった先人として」,「総延長1,289メートルの日本初のコンクリートブロック防波堤を完成させ」た札幌農学校二期生の広井勇を取上げ,「「全人教育」の成果は,豊かな人間性と職業に対する高い倫理観を持って社会で活躍することに表れる」と述べました。 最後に,「次の世代を担う若き皆さんも,本学の建学の精神である高邁な大志を抱いて新しい課題に挑み,社会の第一線で活躍すること」を祈念する,はなむけの言葉が贈られ,学士学位記授与者全員の「都ぞ弥生」の斉唱で式は終了しました。