レクリエーション

平成19年度北大山岳会春季ハイキング

伊達紋別岳(714.5m)ハイキング 
−太陽の園コース−

6月2日(土)参加人数7名
 予定していた稀府岳は下見の結果,登山道が笹で覆われて悪いため,急きょ隣の山,伊達紋別岳に変更になりました。絶好のドライブ日和の中,中山峠で雪を頂く羊蹄山を眺め,来年のサミットの舞台となる洞爺湖を眼下に伊達へと向かいます。登山口からは,柏の林を通り木漏れ日のある森林浴。一汗かくと一望台(三合目)に着きました。樹林帯の中でそこだけ展望が開けていて,緑のトンネルの中から世界を覗いているようです。さらに明るい林の中を,もくもくと登ります。やがて山頂のようないっぷく広場(七合目)に着きました。以前はここまでしか登山道がなかったのですが,2000年に開設されたという新しい道が続いています。真横には,悪路だという稀府岳の勇姿も見えました。ここから先は,さえぎるもののない見晴しの良いコースです。強風の時には危険なので引き返すようにと標識もありましたが,今日は風もなく,のんびりお花見をしながら歩きました。ハクサンチドリ,フデリンドウ,ユキワリコザクラ,ミヤマアズマギク,コキンバイなどのお花達です。特にシラネアオイは量,質ともに見事で,シラネアオイの丘と名付けられた斜面だけでなく至る所で咲き誇っていました。頂上では,羊蹄山,有珠山,洞爺湖そして伊達の街と噴火湾の景色を眺め,定番のお汁粉を頂きました。下山後は太陽の園(福祉施設)のフレッシュミルクで作ったアイスと洞爺の月浦温泉を満喫し帰札しました。
(コースタイム 札幌7:00−登山口10:30−七合目12:00−頂上着13:30−下山開始14:45−登山口17:00−温泉経由−札幌21:00)

伊達紋別岳山頂
伊達紋別岳山頂

馬追岳(m)ハイキング−馬追名水コース−
6月30日(土)参加人数15名

 前日までの雨も上がり,心地よい風を受けながら長沼温泉に向かいます。ここで仲間と合流し,5分ほどで登山口のある馬追名水に到着です。登り始めは退屈な樹林帯です。でも実をつけたオオバナノエンレイソウが,そこかしこで出迎えてくれました。なだらかな登山道は,車道の下に埋設されたトンネルの中を行きます。車道は自衛隊長沼駐屯地に向かう専用道路です。登山道には登りらしいところがほとんどありません。森の中を歩いているような気分です。ときおりウグイスの声が響き渡ります。今年初めて耳にする歌声です。途中で林道を横切ると,急登が始まります。木の間に山頂や自衛隊の基地が見え隠れしていました。せっかく登った登山道は急な降りになり,つい先ほど横切った林道に出てしまいました。みんな大笑い。いい運動をしたようです。再び林道を横切って登り返すと,そこが山頂でした。日本で始めて設置された天測点第1号の看板があります。馬追岳(またの名を瀞台)山頂の片側は金属ネットと有刺鉄線が張られ,目の前にミサイルの発射基地が見えました。昼食は栗入り汁粉です。天気も回復し,青空がのぞき始める頃でした。帰りは一気に降ります。遅れて下山した理由を,背中のフキが説明してくれました。名水でノドを潤した後は温泉です。いつもながら,山登りと温泉の組み合わせは絶妙です。汗と疲れをおとし,帰途に着きました。
(コースタイム 医・保健学科発09:10−長沼温泉10:40−馬追名水登山口発11:25−山頂着12:55−山頂発14:05−馬追名水登山口着15:00−長沼温泉15:30−医・保健学科着18:00)

馬追岳(瀞台)山頂
馬追岳(瀞台)山頂
(北大山岳会)

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