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日印学長会議に岡田理事・副学長が出席

 安倍首相のインド訪問に合わせて,去る8月21日(火),デリーにおいて,日印学長懇談会が開催されました。
 この懇談会には,日本側から12大学(国立8,私立3,公立1),インド側からインド工科大(デリー校,チェンナイ校,ムンバイ校,カンプール校),デリー大,ネルー大,ムンバイ大,ハイデラバード大など10大学(13校),双方の教育担当省(文部科学省及びインド人的資源開発省),双方のファンディング・エージェンシー(日本学術振興会及びインド大学助成委員会)が参加し,本学からは総長の代理として,岡田理事・副学長が参加しました。
 今会合では,各大学からの紹介等を通じ,日印間の学生交流が活発とはいえない現状が再認識され,会合の最後には,日印両国が留学生や教員の交流を推進すること,また,日印学長会議を定期的に開催することなどが合意された旨を記した議長サマリーがまとめられました。この議長サマリーは,日印双方の議長から,安倍首相とインド人的資源開発相に手渡され,安倍首相からは,日本政府としても日印間の留学生交流等を積極的に支援していきたいとの言葉が述べられました。
 今会合の配布資料によれば,インド政府は,インドの社会発展を促進するためには,企業のニーズを踏まえ,ITやエンジニアリングばかりでなく,デザインや製造といった領域においても質の高い労働力をより多く供給する必要があるとの考えから,現在インド各地に7校あるインド工科大学(IIT)を3年以内に3校増やして10校とし,入学者数も5,000人から8,000人にしようとする計画を進めているとのことです。このような領域における協力の他にも,水資源や稲の研究等,日印間の協力が求められている分野は少なくないことが会合の内外で指摘されました。
 今会合のインド側参加大学等に関する情報(コンタクト先等)が必要な方は,国際企画課(TEL 2334, E-mail: kokuryu@general.hokudai.ac.jp)までお問い合わせください。

本学の紹介を行う岡田理事・副学長 議長からの報告を聞く安倍首相とインド人的資源相
本学の紹介を行う岡田理事・副学長 議長からの報告を聞く安倍首相とインド人的資源相
懇談会の様子  
懇談会の様子  
(学術国際部国際企画課)

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