国連大学との共催によるグローバルセミナー第7回北海道セッション「グローバル化時代の森林と環境〜北の大地で考えるサステイナビリティ〜」開催 |
8月22日(水)から25日(土)にかけて,国連大学グローバルセミナー第7回北海道セッションが北海道大学苫小牧研究林及び札幌キャンパスで開催されました。
国連大学グローバルセミナーは,国連の役割や人類が直面している地球規模の問題について,学生や社会人に関心と問題意識を持ってもらうため,全国各地で実施されています。今回の第7回北海道セッションは国連大学と北海道大学の共催で実施されました。全国各地から33名の学生が参加し,北海道大学からは10名の参加がありました。また,本学の大学間交流協定校にも幅広く声をかけたところ,マサチューセッツ大学と復旦大学からも2名の学生が招待参加しました。
今回は総合テーマを「グローバル化時代の森林と環境〜北の大地で考えるサステイナビリティ〜」とし,世界的に環境問題に対する意識が高まるなか,次世代によりよい環境を引き継いでいくためにはどのような取り組みをしていかなければならないかを,実際に森林に身を置いて考えるセミナーとして企画されました。地域における自然環境保全活動やエネルギー問題などへの取り組みに関するフィールドワークを中心としたプログラムが組まれました。
4日間のうち,最初の3日間は苫小牧研修林に滞在し,グループ毎にわかれ,フィールドワークを通じて持続可能性の観点から森林関連の問題について視察・討論を行いました。また,本学農学研究院の柿澤宏昭教授や国連機関の講師陣による講演,苫小牧研究林の研究施設の見学も実施しました。セミナー初日には,親睦を深めるため,関係者総勢60名による野外バーベキューも行われ好評を博しました。
フィールドワークは,2日間にわたり,3つの課題別に分かれて行われました。
・コースA:「人と森との共生」(支援団体:白老町・ウヨロ環境トラスト・アイヌ民族博物館)
・コースB:「森林と資源循環」(支援団体:むかわ町・穂別苫小牧森林組合)
・コースC:「自然環境の保全」(支援団体:環境省・北海道森林管理局)
最終日は札幌キャンパスに場所を移し,参加者によるグループ毎の研究成果発表が行われ,引き続き公開講演会として,公共政策学連携研究部の石弘之教授による「森林破壊の現状と未来」と題した講演が開催され,そののち閉会式が執り行われました。
本学はこのような国際機関との教育・研究連携を今後も引き続き実施していく所存です。 |
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グローバルセミナー開催中の討論の様子 |
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(学術国際部国際企画課・「持続可能な開発」国際戦略本部) |
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