「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜」を開催 |
高校生を対象とした「ひらめき☆ときめきサイエンス」が8月7日(火),理学部生物科学科高分子機能学教室で開かれました。これは(独)日本学術振興会の科学研究費補助金の研究成果社会還元事業として,本学と共催されたプログラムです。いま大学ではどのような研究が進められているのかを,我が国の将来を担う子どもたちに発信し,科学の楽しさを身近で感じてもらい,心の豊かさと知的創造性を育んでもらうという目的で行われました。
今回のテーマは「生き物はなぜ動くの?〜分子・細胞・個体のかたちと動き〜」です。本学が進めている最先端の生命科学研究に関するセミナーや実験を通して,生物の世界で自然に起きている出来事がどんなに不思議でワクワクすることなのかということを,高校生のみなさんに知ってもらおうというものでした。この日は,札幌市内を中心に,函館市や室蘭市からきた高校生を中心に父母ら23名の参加がありました。
はじめに河野敬一教授の挨拶があり,オリエンテーションの後に,参加した生徒達はおのおの興味のある個別テーマごと,5つのグループに分かれました。各グループではまず始めにテーマに関するセミナーと実験についての説明を行いました。それぞれのグループで高校生向けの内容を準備したので,高校生からは「わかりやすかった」「興味をもった」という嬉しい感想がありました。その後で,実験に取り組んでもらいました。
お昼は,理学部ローンに集まり屋外でのランチを楽しみ,教員やTAの大学院生らと高校生の間で会話が弾みました。突然の雷雨などハプニングもありましたが,食事の後は,リラックスした雰囲気になり,高校生が大学に対して感じているいろいろな疑問や質問が発せられ,にぎやかな時間となりました。
お昼の後は再び各グループに分かれて,実験やディスカッションを行いました。途中,クッキータイムを設けて,フリートークを行ったところ,実験についての感想がたくさん飛び出しました。その時に記入してもらったアンケートの結果では,参加者の全員が「科学に興味がわいた」と回答しており,また半数の生徒が「将来,自分が研究者になろうと思った」,「また参加したい」との回答がありました。プログラムの最後に,河野教授から参加者一人一人に対して「未来博士号」の修了証書が授与されました。 |
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大学院生の指導を受けながら,熱心に実験に取り組む高校生 |
河野敬一教授から「未来博士号」を授与される高校生 |
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理学部ローンでのランチは,打ち解けた雰囲気になりました |
参加者全員の集合写真 |
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(学術国際部研究協力課) |
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