理学研究院数学部門・21世紀COEプログラム「特異性から見た非線形構造の数学」では,財団法人札幌国際プラザ及び本学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)の協力のもと,去る8月28日(火)午後5時30分から理学部7号館講堂において北海道大学数学公開講演会を開催しました。
この講演会では,マサチューセッツ工科大学 (MIT) のデービットヴォ―ガン (David Vogan) 教授を講師に迎えました。
コンピュータを駆使して現代数学の巨大パズルを解き,これまで謎に包まれてきた248次元の例外型リー群E8の表現を解き明かした第一線の数学研究者チーム「アトラス」の活動の軌跡と研究成果が,同プロジェクトの中核メンバーであるヴォ―ガン教授から一般向けに分かりやすく紹介されました。
英語による講演であったにもかかわらず,当日会場には国内外から80人を超える参加者が集まり,ユーモアも交えたヴォ―ガン教授の講演に熱心に聞き入りました。講演後の質疑応答の時間には,参加者から「大変印象に残る講演だった。再び数学をやってみたくなった。」などの感想も寄せられ,午後6時45分,講演会は盛況のうちに終了しました。
公開講演会についての詳細や資料は,下記のホームページに掲載されています。
http://coe.math.sci.hokudai.ac.jp/sympo/070828/index.html |
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ヴォ―ガン教授「ホッカイドウダイスキ!」 |
質疑応答の時間「コンピュータ環境に関する質問」 |
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講演に聞き入る参加者「ユーモアに思わず笑みが」 |
講演を終えて「参加者からの惜しみない拍手」 |
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(理学院・理学研究院・理学部) |
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