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工学研究科,タイ王国・タマサート大学シリントーン国際工学部と部局間交流協定を締結

 工学研究科では,5月15日(火)にタイ王国・タマサート大学シリントーン国際工学部と部局間交流協定を締結しました。
 タマサート大学(Thammasat University, 1934年創立の国立大学)は,タイの人文・社会科学系の大学をリードしてきた大学であり,1980年代以降,経済の発展に不可欠な自然科学系の分野へと大学を拡大してきました。その一環で,1994年にバンコク近郊のランシットキャンパスに創立したのが,シリントーン国際工学部です。社団法人日本経済団体連合会とタイの産業連盟(Federation of Thai Industries)が創立時に支援を行い,タイの大学において運営から教育・研究まで全てを英語で行う最初のケースとなりました。シリントーン国際工学部(Sirindhorn International Institute of Technology (SIIT))の名前は,国民的な人気を誇る現在の王女Maha Chakri Sirindhornの名前から取ったものです。
 現在,同学部は,化学工学,土木工学,通信,産業工学,機械工学,計算科学,工学経営,環境技術,情報技術,管理工学の10の工学の分野で,学士号を授与する学部教育と,修士号・博士号を授与する大学院教育を行っています。同学部は,タマサート大学の一部ではあるものの,大学本部からは財政上も運営上も独立しており,独自の理事会が最高執行機関となっています。教員は約50名,学生が約1,000名で,そのうち大学院生は70名程度です。
 また,既に約30の海外の大学と交流協定を結んでおり,日本の大学とも活発な交流が進められています。
 今後も,タマサート大学シリントーン国際工学部とは教員・学生の交流や国際シンポジウムの開催が計画されており,積極的な交流連携が期待されます。
 なお,工学研究科の部局間交流協定は,本協定締結により,6ヶ国,7大学となりました。
協定書を手にする三上研究科長
協定書を手にする三上研究科長
(工学研究科・工学部)

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