紀伊國屋書店札幌本店で「北海道大学の昆虫」標本展を開催 |
総合博物館では,7月16日(月)から8月19日(日)まで,札幌駅前の紀伊國屋書店札幌本店において,「北海道大学の昆虫」標本展を開催しました。
これは,大学出版部協会主催によるブックフェア「ナチュラルヒストリーの時間」開催に伴い,同フェアの当番校である北海道大学出版会と紀伊國屋書店札幌本店からの呼びかけに協力したものです。
大学出版部協会は,全国30校の国公私立大学に設置された大学出版部が加盟する全国組織です。今回のブックフェアは,これら加盟大学出版部が発行する自然史系書籍を通じて,自然史科学(ナチュラルヒストリー)を広く普及することを目的に開催されました。また,会場となった紀伊國屋書店札幌本店は,サイエンス・カフェの会場としても用いられています。
展示された「北海道大学の昆虫」は,北大の昆虫相を明らかにするため1年を通じて採集されたコレクションの中から,夏期に採集された標本を選んだもので,元総合博物館資料部研究員の廣永輝彦氏・農学研究科大学院生の神戸崇氏により研究されました。北都札幌の中心部に位置する北大構内に,いかに多くの昆虫が生育しているかがわかります。
会場内の小さなコーナーでの開催でしたが,「ファーブルにまなぶ」展の紹介も兼ねて並べられた昆虫標本に,来店した多くの人たちが目をとめ,自然史科学と自然史系書籍の普及に少なからぬ役割を果たしました。
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展示された北海道大学の昆虫コレクション |
全国の大学出版部から出品された自然史系書籍 |
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(総合博物館) |
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