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水産学部附属練習船「おしょろ丸」北洋航海から帰港

 水産学部では,去る8月28日(火)に函館港で附属練習船「おしょろ丸」北洋航海の帰港式が行われました。
 今年の北洋航海は,4年生の航海実習の他,「国際極年(IPY)」に関する国際共同プロジェクトも併せて実施したことから,15年振りに北極海(北緯71度05分)まで航行し,着底トロール漁業実習や国内外の研究者らと地球温暖化の影響における海洋環境の観測・調査を行いました。また,寄港地であるノームでは,国際シンポジウムを開催し,研究者,学生らが研究発表した他,地域住民との交流も持つことが出来ました。
 また,北緯68度付近を航行中,シャチがコククジラを襲う場面を観察するなど,学生らにとってより印象深い航海となりました。「おしょろ丸」は函館へ向かう途中,好天にも恵まれ予定より1日早く帰港しました。
 帰港式では,三浦汀介副研究院長が「実習生にとってこの59日間の航海で得られた知識・情報は大変貴重なものとなったと思う」と挨拶を述べ,続いて学生代表が「北緯71度05分まで航海して,実習・調査が出来たこと,また無事帰港したことに船員はじめ関係者に感謝します」と挨拶を述べ,迎えに来られた応援団,友人,家族らから拍手が起こりました。なお,この北極海への航海は来年夏も実施する予定です。
コククジラを襲うシャチ 海洋観測
コククジラを襲うシャチ 海洋観測
帰港式の様子 寄港地ノームのシンポジウムで研究発表する学生
帰港式の様子 寄港地ノームのシンポジウムで研究発表する学生
(水産科学院・水産科学研究院・水産学部)

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