工学研究科では,11月16日(金)及び17日(土)の両日,奈井江町の農業構造改善センターを会場に「我々はどのような人間を輩出すべきか?」をテーマにして2007年度FDを開催しました。
このFDは,平成16年度から工学研究科教育企画室の企画として毎年開催され,本年度も工学部16コースから各1名の参加者を募り,世話人等も含めて総勢22名が参加しました。
1日目のプログラムの前半は2つの講演が行われました。はじめに,北海道教育大学函館校 宇田川拓雄教授より,「職業としてのティーチング;UCバークレーと北大の比較」と題して,大学教員はどのようなタイプの優れた人材をどのようにして養成すべきかについてご講演いただきました。次いで,文学研究科 蔵田伸雄准教授より,「私たちはどう生きるべきか」と題して,人生の意味,教育の目的,幸福とは何か等についてわかりやすく解説いただき,プログラム後半のグループディスカッションの参考になりました。
プログラム後半は,蔵田先生にもご参加いただき,教育基本法,北大の目標,工学研究科の目標を参考資料として,4グループに分かれてグループディスカッションを行いました。各グループとも予定された時間を大幅に超過して,夕食直前まで活発に議論が交わされました。さらに夕食を兼ねた懇親会の最中も,懇親会後も活発な議論が続き,部屋がグループごとということもあって,議論は深夜まで続いたようです。
2日目は,各グループにおける討論のまとめとパワーポイントによる資料作成が行われ,引き続いて各グループのプレゼンテーションと意見交換が行われました。最後に三上研究科長から講評がありました。
2日間を通じて,全員が最後まで真剣に取り組み,水準の高いグループディスカッション,質の高いプレゼンテーションが行われ,有意義なFDとなりました。 |
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宇田川拓雄教授の講演 |
グループディスカッションの様子 |
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(工学研究科・工学部)
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