情報科学研究科,タイ王国・モンクット王工科大学ラカバン校工学部と部局間交流協定を締結 |
情報科学研究科では,12月1日(土)にタイ王国・モンクット王工科大学ラカバン校工学部と学術交流に関する協定を締結し,同時に学生交流に関する覚書を締結しました。
同大学は,タイにおける歴史のある著名な大学の一つであり,タイ国内外に多くの優秀な研究者を輩出しています。
本研究科とは,およそ10年間にわたり,研究交流,国際ワークショップ開催等を行っており,多くの学術交流の実績を有しています。さらに情報通信ネットワーク技術に関する共同研究も開始し,それにより,教員と大学院生を含めた交流や共同研究も始まっています。
また,国際電気電子学会(IEEE)や電子情報通信学会(IEICE,日本)などの支援を受け,本研究科と同大学の教員が実行委員会の主要な委員となり,数回にわたって国際ワークショップなどを開催し,次世代の情報技術・通信ネットワークに関する学術会議を行っています。
これらを背景に本協定を結ぶこととなり,今後は,国際ワークショップ開催や共同研究などをより一層推進したいと考えています。また,それを基盤として,他のアジア各国も含めた国際シンポジウム・コンファレンスや国際共同研究プロジェクトなどを実施したいと考えています。
さらに同大学工学部との学生交流に関する覚書を締結することで,今後一層活発に教育面での交流が行われることが期待されます。
本研究科は,情報通信に関わる教育・研究も活発に行っており,平成14年度には21世紀COEプログラム「知識メディアを基盤とする次世代ITの研究」が採択され,平成19年度にはグローバルCOEプログラム「知の創出を支える次世代IT基盤拠点」が採択されました。それらのCOEプロジェクトでは,アメリカ・ヨーロッパの海外拠点との研究交流や国際会議・部局間交流なども視野に入れて拠点形成を進めていますが,さらにその活動をアジアにも広げ,全世界との交流を推進しています。本協定はその一環として締結したものです。
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調印後の記念撮影 |
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(情報科学研究科) |
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