総合博物館土曜市民セミナー「善人か悪人か
−近松門左衛門の三百年の謎を解く−」が開催される |
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講演する冨田教授 |
総合博物館では,12月8日(土)土曜市民セミナー「善人か悪人か−近松門左衛門の三百年の謎を解く−」を開催しました。講師は,大学院文学研究科の冨田康之教授です。
「近松門左衛門の代表作とされる『冥途の飛脚』は,その有名さとは裏腹に,完成度の高い作品とは見なされてこなかった。その最も大きな理由は,飛脚宿の亀屋忠兵衛の友人として登場する八右衛門の性格にあった。八右衛門は善人であるのか,あるいは悪人であるのか。この読みこそが『冥途の飛脚』の決定的な評価につながっていく事となるのである」と,講演されました。
セミナーに参加した60名を超える市民は熱心に受講し,講演後には多数の参加者から質問が寄せられるなど大好評のうちに終了しました。 |
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(総合博物館) |
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