会計専門職大学院で日本内部監査協会との
共同セミナーを開催 |
経済学研究科会計専門職大学院(会計情報専攻)では,札幌証券取引所の後援を得て,6月6日(金)13時30分より文系共同講義棟8番教室にて,社団法人日本内部監査協会と第3回目となる共同セミナーを開催しました。
第1部では,公認会計士の籏本道男氏が,「企業経営と監査」と題して講演を行いました。明治期以降にわが国で発生した企業不祥事とその関連で導入された監査制度などについて歴史的な視点から解説されました。
第2部では,株式会社イトーヨーカ堂監査室総括マネジャーの江端耕一氏が,「(株)イトーヨーカ堂における内部監査の実施事例」というテーマで講演しました。同社で実際に用いられている内部監査関係書類などを示しながら,内部監査のプロセスの詳細な紹介が行われました。
本年4月より上場会社に対して,会計不正の防止を目的として内部統制報告制度が導入されました。そこでは内部監査が重要な役割を担うことになります。今回のセミナーのテーマは時宜を得たものであることから,道内・外企業の内部監査人,経済学研究科会計専門職大学院ならびに経済学部の学生らおよそ200名もの参加者がありました。
会計専門職大学院では,今後も地域社会が関心を寄せるテーマでセミナーを開催していきます。 |
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「企業経営と監査」と題して講演する公認会計士・籏本道男氏 |
「(株)イトーヨーカ堂における内部監査の実施事例」と題して講演するイトーヨーカ堂監査室総括マネジャー・江端耕一氏 |
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(経済学研究科・経済学部) |
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