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板倉忠三関係資料を受贈

 9月2日(火),大学文書館では,板倉忠興名誉教授から,ご尊父板倉忠三博士(1992年逝去)の関係資料11点をご寄贈いただきました。
 板倉忠三博士は,1926(大正15)年に北海道帝国大学予科に入学し,1932(昭和7)年に工学部土木工学科を卒業しました。北海道庁技師を経て,1935(昭和10)年に北海道帝国大学助教授となり,1944(昭和19)年に教授に昇任しました。鉄道工学第二講座(後に,交通工学第二講座,交通材料学講座に改組)や新設の交通管理工学講座で測量学・鉄道工学・道路工学・交通工学を担当し,積雪寒冷地道路の建設やアスファルト材料に関する研究に多くの優れた業績を残しました。
 1972(昭和47)年の退官後も北海道工業大学教授・理事を務め,学会においては土木学会理事・北海道支部長などを歴任したほか,第8期日本学術会議会員(1969〜1972年)の重責も担いました。
 この度,寄贈を受けた資料は,1926年に北海道帝国大学予科に入学した際の「予科入学志願者受験証票」・「櫻星会々費納付証」・「授業料領収証」や教員時代の辞令など,大学の歴史を視覚的に印象づける貴重な資料です。
 大学文書館では,寄贈資料を厳重に保管し,展示等において資料としての価値を有効に引き出せるように取り扱って参ります。
予科入学志願者受験証票 櫻星会々費納付証・授業料領収証
予科入学志願者受験証票 櫻星会々費納付証・授業料領収証
(大学文書館)

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