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平成20年度「大学院教育改革支援プログラム」に採択される

 文部科学省の「大学院教育改革支援プログラム」は,「新時代の大学院教育」(平成17年9月5日中央教育審議会答申)及び「大学院教育振興施策要綱」(平成18年3月30日文部科学省)等を踏まえ,社会の様々な分野で幅広く活躍する高度な人材を育成する大学院博士課程,修士課程を対象として,優れた組織的・体系的な教育取組に対して重点的な支援を行うことにより,大学院教育の実質化を推進することを目的として,平成19年度から新たに公募が行われました。このたび,平成20年度開始の教育プログラムには全国の国公私立大学等から応募があった273件のうち,66件が採択され,本学からは,理工農系1件が採択されました。

申請分野 教育プログラムの名称 研究科等・専攻名・取組実施担当者
理工農系 融合生命科学プロフェッショナルの育成 理学院・生命理学専攻
  教授  川 端 和 重


● 採択プログラムの事業紹介

理工農系 「融合生命科学プロフェッショナルの育成」
理学院・生命理学専攻  教授 川 端 和 重

 
理学院生命理学専攻は,生命現象を題材として,基礎科学における生命科学を研究することを通して,生物学,化学,物理学,数学のバランスの取れた学力を持ち,かつ,その能力を学界のみならず産業界においても発揮することができる「融合生命科学プロフェッショナルの育成」を目指している。
 本プログラムの構築に当たり,平成18〜20年度に理学研究院を拠点として受託した文科省委託事業「科学技術関係人材のキャリアパス多様化促進事業」を通して,多くの企業や大学関係者,博士研究員,大学院生と議論をおこない,修士課程における専門力の底上げと博士後期課程における実務型カリキュラムの必要性が明らかとなった。
そこで,本事業では,学部−大学院−キャリア形成カリキュラムを連動させ,修士課程では,研究室における研究活動と融合科学としての基礎学力の充実を図るため,個別能力にあった体系的なスクーリングを推進,このために,個々の学生が自らの履修状況をもとに積極的に学部授業を履修することができる修学支援システムの開発を行う。博士課程では,身につけた専門的能力を実社会で発揮できるように体験型育成プログラム(国内外でのインターンシップ,国際若手シンポジウム,キャリア意識改革教育など)を開発・推進することで,大学院融合科学教育と大学院キャリア教育をすすめる。
融合生命科学プロフェッショナルの育成 融合生命科学プロフェッショナルの育成
融合生命科学プロフェッショナルの育成 融合生命科学プロフェッショナルの育成
融合生命科学プロフェッショナルの育成 融合生命科学プロフェッショナルの育成
融合生命科学プロフェッショナルの育成 融合生命科学プロフェッショナルの育成
(学務部教務課)

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