来年にテレビ朝日開局50周年記念ドラマとして放送されるドラマ「警官の血」の撮影が,10月4日(土),5日(日)に本学札幌キャンパスで行われました。
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鶴橋康夫 監督 |
略歴:昭和15年新潟県生まれ。中央大学法学部卒。昭和37年読売テレビ入社,以後一貫してドラマ演出を手がける。平成15年読売テレビ退社後,東北新社エグゼクティブディレクターに就任。平成17年芸術選奨文部科学大臣賞大賞受賞。平成19年紫綬褒章受章。主な作品:ドラマ「刑事たちの夏」,「永遠の仔」,「砦なき者」,映画「愛の流刑地」など。 |
秋晴れの中,紫綬褒章受章の鶴橋康夫監督をはじめ,俳優の吉岡秀隆さんらが,ポプラ並木や理学研究院付近,中央ローンを舞台に撮影を行いました。
「警官の血」は,ミステリー批評の権威でもある雑誌「このミステリーがすごい!」で平成20年度版の第1位に輝いた佐々木譲氏原作の警察小説で,三代の警察官が真犯人にたどり着くまでを,戦後から現代まで約60年間にわたって描く壮大なミステリーです。二代目の安城民雄が70年安保の時代,本学に学生として在籍しながら学生運動の潜入捜査を行うという設定であることから,今春,本学を視察に訪れた鶴橋監督が,本学への思いとキャンパスの魅力に惚れ込まれ,ロケ地に決めました。
「父親が北大に憧れて,よく口ずさんでいたので,私も全部歌えるんですよ。」と『都ぞ弥生』を歌ってくださった鶴橋監督から,本学学生に対して,「このように開放的かつ緑豊かなキャンパスで学べる学生がうらやましい。ぜひ,これからのテレビ・映画産業を盛り上げてくれるような,自分たちの作りたいものを世に送り出せる,若い才能が育ってくれることを期待します。」とメッセージがありました。
スタッフ,エキストラ総勢100名近くが一丸となってシーンを作り上げていく様子から,作品づくりの素晴らしさと大変さを垣間見ることができました。
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